猫目漱石ぶろぐ~吾輩はにゃーである~

気まぐれで好奇心旺盛で飽きっぽい猫のようなオタク気質の筆者が興味のあることだけを発信する徒然日記。

マッチングアプリの初回顔合わせ

猫目は昭和生まれのため、若かりし頃にマッチングアプリというものは存在せず、所謂「出会い系サイト」というものが今でいうマッチングアプリだったのだと思う。そして出会い系サイトは今みたいにオープンな存在ではなく、間違っても結婚式の際に【私たちの交際のきっかけは出会い系サイトでした♪】なんて言えるような時代ではなかった。なんとなく見知らぬ人と会う=ダイヤルQ2やテレクラ=危険みたいなイメージがあった。(そのくせPHS世代だったのでメル友と会うことは怖くなかったし、高校時代に会ったりしていた)

時代は変わり、今や独身者の出会いは合コンよりマッチングアプリの話ばかり耳にするようになり、友人の中にも2組マッチングアプリで交際⇒結婚した。確かに合コンのように気合入れて参加したものの全員タイプじゃなくても笑顔で盛り上げ、大して美味しくない個室居酒屋で2時間過ごした挙句最悪の場合割り勘という無駄な時間を排除出来るマッチングアプリ、私が独身だったら間違いなく使ってただろう。

まあ、そんな事はいいとして本題に移ります。

最近ランチに行くと隣の席が明らかにマッチングアプリの顔合わせだろうというシチュエーションに遭遇する。そこで色々ツッコミたい事があったので独り言。

ケース①

初回デートが渋い銀座の老舗和食屋ランチ⇒恐らく「俺、こんな穴場知ってるぜ」と言いたかったんだろうけど、その店はランチ予約不可のため開店30分前から並ぶ必要がある。まず、夢の国でもないのに初回デートで並ばせる気遣いのなさマイナス20点。そして20席もない狭い店内のため席間隔も狭く、場所柄客層も渋くBGMもないためワイガヤしておらず、会話が丸聞こえ。そして男性がずーっと一方的に話す(主に自分の仕事内容で超つまんない)ああ、この店選ぶだけの事はあるな。基本配慮に欠ける自分本位な部分が垣間見れた。女性に同情。

ケース②

銀座の小綺麗なインド料理屋(高層フロア)でランチ⇒ここは店内も綺麗だったし、そこまで週末ランチでも混んでおらず、席間隔も広めだったので会話の内容まではあまり聞こえてこなかった。予約可のお店だったのも◎。だた、初回でインド料理屋(しかも店のお勧めはビリヤニ)という、このお店をあえて選んだ理由が気になった。お互いカレーが好きっていう話題で盛り上がり、ビリヤニ最近はまってるんだよねーってどちらかが言い出したんだろうな。きっとそう。そうであってほしい。だとしたら無難なイタリアンやダイニングバーよりもナイスチョイスだと思う。

ケース③

渋谷区のアメリカンダイニングカフェでランチ⇒店内は狭く、アメリカンな雰囲気なのでBGMも割と賑やか、店員の接客もラフ。席間隔は激狭のため会話はほぼ丸聞こえ。聞くつもりがなくても全て入ってきてしまい、この店はどちらがチョイスしたのだろう。明らかに失敗な店選びで隣の私が最初から胸騒ぎ。しかも二人ともおとなしめ(特に男性)で店のイケイケな雰囲気とはミスマッチ。そして会話が全く盛り上がらない。

女「見てるアニメはありますか?(多分彼女はアニメが好き)」

男「いや…あまりアニメ見ないんですよね…」

女「そうですか…(沈黙)」

男「(ヤバイと思ったのか頭フル回転させて)あ、ブルーロックは好きです」

女「ブルーロック!!面白いですよね!!」⇒しかし男はそのテンションに乗ってこず終了。

女「好きな女性のタイプありますか?」

男「笑顔が素敵な人ですかね」(うん、ありきたりだけど悪くはない)

男「今までどんな男性と付き合ってきたんですか?」

ちょっと待って、え?そこは好きな男性のタイプ聞くところだろ!!なぜ過去の恋人を聞く必要がある??もしこれが「ひと回り上の学校の先生でした」とか「上司と不倫してました」と言われてもあんたは受け入れられる器量を持ってるのか?聞いてどうする?

女「え…えっと…同級生とか…」(一番無難な回答だよね。困るよね)

男「そうなんですねー…」(聞いたからには広げろよ!何も返せないなら男性のタイプ聞けよ。なんでこの質問したのか全く理解できなかった)

女「この後どうします…?」

男「この辺詳しくないんですよね。代々木公園とかこのへんでしたっけ?」

ちょっと待って。ランチ後ノープランってどういうこと?しかもここから代々木公園、20分くらい歩くけどな?(この日は気温34℃)しかもイベントもやっていない代々木公園、犬の散歩以外何するんだ?炎天下の中目的なしに行く場所ではないだろ。それならこの界隈カフェも沢山あるから涼しいカフェでコーヒー飲むでもいいじゃない。大前提としてデートプラン位考えとけよ。昼は長いぞ。それができないなら最初から午後3時に待ち合わせてお茶でよかったじゃん。そして1時間もたず私達より早く退店。彼らはどこへ行ったのだろう。この辺のカフェなら教えてあげられたのに。

と、このような感じできっとアプリのメッセージ上で盛り上がったから会うに至ったのだろうけど実際会っても盛り上がるとは限らないのだなと、初対面というハードルの高さを感じたわけで。

自分だったらどんな初対面がいいのか考えてみた。

①昼より夜。夜だったらお酒も飲めるし、ランチにありがちな食べたら出てねの店側の圧もないので2時間は移動する必要がなく、その後も気が乗らなかったら「明日早いので」で帰る事ができる。ちなみにお料理はアラカルトよりコース。知らない相手とメニュー選ぶのに好みや金額面など気遣うの面倒くさいし、そう女性に思わせないように男性にはあらかじめコースを予約しておいてほしい。アラカルトだとお皿のお取り分は誰がやるの問題もあるしね。更に個人的にはカウンター席が好き。(店内が賑やかすぎたらテーブル席だと声が聞き取れない事もある&カウンターだと顔見なくていい分緊張しない)

②昼なら15:00頃にホテルラウンジでお茶。予約ができればいいけれどできない場合男性は早めに行って席確保をお願いしたい。初対面で行列は萎える。ホテルなら席間隔も近くないし接客もつかず離れず申し分ない。お茶して気分が乗れば夕食行けばいいし、乗らなければ帰ればいい。

と、妄想してみた。やっぱり初回でランチはハードル高いから個人的に却下。あと、奢り奢られ論争は永遠のテーマだけど、初回出し渋ることなく出すことで次回に繋がるなら男性が出すのは高くない出費だと思う。もし素敵だと思ってた女性に「顔もタイプでいい人だったけど割り勘だったから次回はない」と、最後の最後で割り勘したのが理由で二回目会えないのも勿体ないなと。男性からしたら「奢って当たり前と思う女性ならこっちから願い下げだ」って思っているかもしれないけれど、付き合って割り勘なのと初回で割り勘なのは意味が違うのよ。初回から割り勘だと倹約家じゃなくケチな印象を持たれると思う。例え好みじゃない女性だったとしてもモテる男性は今日時間作ってくれてありがとうの意味でもご馳走してくれる、だからモテる。なのでモテたいなら初回デートはケチるべからず。

 

もう猫目は婚活市場にいないのであくまで妄想話でした。人の恋愛模様って面白いにゃ。